完璧で究極のPCを目指して
お久しぶりです。
まずは宣伝させて下さい。
今年もアドベントカレンダー企画という事で初日の記事を担当する運びとなりました。
この企画は12/1からクリスマスを迎えるまでみんなで記事や文章を読んだり書いたりしようという試みです。
松本碧がみんなの書き物を読みたい Rev.2 Advent Calendar 2023 - Adventar
上記のリンクから参加できますので是非ご覧下さい。
さて、本題に入らせていただきます。
皆さんはPCをお持ちだろうか?
デスクトップ、ノート、タブレットなど様々な選択肢があると思うが、皆さんがPCを購入するときに考慮するのはどういった要素だろうか。
多くの方は価格だろう。あるいは好きなブランドかどうか。macOSにこだわりのある方はApple社製のパソコンになるだろう。他にはノートやタブレットなら持ち運びのしやすさとディスプレイの大きさをトレードオフにして悩んだりすると思う。ゲーム好きな方は特にスペックが気になるところだろう。
さて、ではデスクトップならどうだろうか。デスクトップパソコンで最も気にすべき要素はもちろん
見た目
であろう。
当たり前である。部屋に常に置いてあるデスクトップPCはもはやインテリアだ。ダサいPCを置いていると日常でストレスを感じてしまう。朝起きてPCの電源を点ける。その時必ず思うだろう。「あー、ダッセぇPC買っちゃったなあ」と。なぜ朝から陰鬱な気分にならなければならないのだろうか。そんな事は避けなければならない。
避けなければならないので、筆者は見た目重視でPCを購入する事にした。
今回探しているのはいわゆるゲーミングPCと呼ばれるモデルだ。一般的なPCと比べて高いスペックを要求される分値段も相応に高い。
幸い筆者は必要なスペック等はある程度自分で判断できる知識を持っているのであらゆる通販サイトや実店舗も含めて検討した。
その中でも最も気に入ったのが以下のモデルだ。
うむ、シンプルながらかっこいい。
これはXENOVAというメーカーのBTOモデルPCだ。BTOとは購入者がスペックを自由にカスタムしてオーダーできるサービスの事を言う。同製品のエントリーモデルの構成は以下の通り。
構成なんて見ても分からないよという方はあまり気にせず読み進めてほしい。こちらの値段が129,800円。ゲーミングPCのエントリーモデルとしては妥当な値段だろう。ただ筆者が望むスペックには少々物足りないのでここからカスタムを加えていく。
カスタム後の構成は以下の通り。
こちらの値段が218,770円となる。見た目にもお金をかけているので妥当な値段だろう。一方でこうも思うのだ。
22万出すならもっと良いのがあるんじゃない?
そこで、予算を22万前後と定めた上で再度他メーカーを調査した。
結果、22万出すほどの納得感を得られたモデルは残念ながら無かった。ではコスパを重視してPCを探そうか。恐らく同じスペックのPCが17万程度で買えるだろう。いや、ダメだ。毎朝陰鬱な気分になどなりとうない。やはり見た目にはこだわりたい。
かれこれ1ヶ月ほど悩んでいただろうか。ふとした瞬間に筆者の中のマリーアントワネットがこう言ったのだ。
良い既製品がないなら作れば良いじゃない!
(言ってない)
電流が走った。そうだ、作れば良いのだ。そうと決まれば早速行動に移さねば。
今回自作するコンセプトはとにかく見た目がクールなPCを作る事。スペックは最低限必要なスペックがそろえばそれ以上は求めない。予算は23万円とする。
早速パーツを揃えていこう。
見た目に拘るならばまずはケースだ。PCの最も外側の部分。1番目につく部分だ。
こんな何の変哲もないケースではいけないのだ。(シンプルなケースの良さも理解はできるが)
そして見つかったケースがこちら。
お、おしゃれすぎる。こんなに良いケースは見た事がない。
さて、こちらのケースのお値段は、、、?
高すぎる。馬鹿を言うんじゃない。買えるわけがない。
詳しく調べたところ、どうやら中国のメーカーから発売されているケースらしく、日本には卸されていないようだ。そのため国内でプレミア価格がついてしまっているのだろう。であれば大きな問題ではない。個人輸入すれば良いのだ。
というわけで輸入したものがこちら
Yeston sakura zeaginal ZC-09。
値段は38,043円+送料16,420円で合計54,463円。
いきなり結構な値段になってしまったが5万円の価値は十分あるケースだと感じた。
続いてCPU、PCの頭脳とも言えるパーツでCPUのスペックはPCのスペックに直結する。
今回購入したのはこちら
Ryzen 7 5700X。コストパフォーマンスに優れており発熱もあまりしない優秀なCPUの1つ。今買うなら7000番台を買うべきというのも考えたが、規格を合わせるためにその他のパーツも高級なパーツになってしまう。ここはコストパフォーマンスを優先してこちらを採用した。
値段は26,800円
続いてグラフィックボード。グラボやビデオカードとも呼ばれるパーツである。これはディスプレイに映像を表示させるためのパーツで、CPUが複雑なマルチタスクの計算を得意とするのに対し、こちらは単純だが膨大な量の計算を得意とする。このパーツの性能がゲームにおいてグラフィックの質を決める最も重要なパーツと言って良い。
今回購入したのはこちら
yeston sakura RTX3070。今回購入したPCケースと同じsakuraシリーズでケースとの相性も良い。こちらも中国から輸入した。スペックとしてはミドルクラス。実を言うと最新版の上位モデルであるRTX4070tiも候補にあったのだが今回購入したPCケースは特殊な構造でありRTX4070tiでは収まらないため、採用を見送った。グラフィックボードの性能比較サイトなどを見ているとRTX3070で4k画質は厳しいといった意見もちらほらあるが、実際のところ機能をフルに活用すれば多くのゲームで4k画質を実現できる。昨今のゲームではリアルタイムレイトレーシングという、光源の位置から影や光の加減をリアルタイムで変化させたり、鏡面に映る映像まで描画する高画質設定も存在するが、こちらはRTX3070の性能では少々難しい。ここは諦めよう。
値段は92,579円
続いてマザーボード。こちらはPCの土台とも言えるパーツで、マザーボードに電源や各種パーツを接続する事でPCとしての機能を実現できる。また、PCの各種パーツには規格があり、対応するマザーボードを購入する必要がある。
今回購入したのはこちら
ASRock B550M STEEL LEGEND。
上記の装飾がないマザーボードと比べていただければ分かりやすいと思うが高級感がある質感でシルバーの装飾は白系のPCを組むのに合わせやすいというメリットがある。中でも、STEEL LEGEND安くて頑丈を謳っているシリーズのためこちらを採用した。
値段は14,980円
続いてメモリ。これはよく作業机に例えられる。メモリな容量が大きいほど机の面積が広くなるイメージだ。つまり、より複雑な処理が必要なタスクもこなす事ができるようになる。
今回購入したのはこちら
ADT XPG SPECTRIX D50 16GB×2。メモリにも性能や規格などいくつかあるが今回これを選んだのはほぼ見た目だ。白基調で光る、加えて主張が強すぎない。他のパーツより目立つのは困るのだ。メモリ容量はゲーム用途なら8GB×2で十分というのが通説だが4Kゲーミングにおいては一部それ以上のメモリ容量を要求される事があるため16GB×2とした。また、見た目の上ではメモリは4本挿したいところだったが、実用上の問題で2本とした。
値段は10,580円
続いてストレージ。これはデータを記録するためのパーツだ。ゲームをインストールしたり画像を保存したりなど、重要なパーツである。
今回購入したのはこちら
WD_BLACK SN770 NVMe SSD 1TB GEN4。ストレージに関してはあまり強いこだわりはなく、1TBの容量で信頼できるメーカーのものを採用した。容量に関しては1TBをメインストレージとしており、次のPCにも引き継ぎたいデータや取り回しを良くしたいデータに関しては外付けの4TB HDDに保存する形式にしている。
値段は9,680円
続いて電源。PCの各パーツはとにかく通電することで機能する。各パーツに対して電気を供給する役割を担うパーツだ。
今回購入したのはこちら
MSI MAG A850GL PCIE5 WHITE。電源もあまりこだわりがあるわけではなく、750W給電でも問題はないはずだがライティング機能を持つパーツが多いので念のため850W給電のものを採用。また、電源本体と電源からのケーブルも白い点もポイントが高い。
値段は19,980円
続いてCPUクーラー。CPUというのはとにかく発熱するパーツだ。スマートフォンでゲームをやっていると異常に熱くなった経験などはないだろうか。小型化する以上、どうしてもクーラーのスペースを確保できないので発熱を抑えられないのだ。これがデストップPCの場合、冗談抜きで室温に影響を与えるほど発熱してしまう。そのためクーラーを搭載して少しでも熱を吸収してやる必要がある。クーラーには大きく分けて空冷と水冷の2種類がある。今回採用するのは水冷式クーラー。冷たい水でCPUを冷やし、熱くなった水をラジエーターで冷却して冷たい水に戻す。これらを循環させる事でCPUを常に冷たい水で冷却する仕組みだ。一般的に空冷式よりも冷却性能が高いとされる。
今回購入したのはこちら
ZEAGINESTON ZC-360水冷クーラー。メーカーはZEAGINESTONだが、これはyestonのsakuraシリーズとのコラボモデルで、こちらもPCケースとの相性が良い。実を言うと今回購入したCPUは発熱をあまりしないCPUになる。水冷式でも360mmほど大きなラジエーターでなくて良いし、なんなら空冷式でもよかった。が、見た目が良いのでこの製品を採用した。
値段は15,600円+送料4,964円=20,564円
続いてファン。PC内の空気の循環を促進させ、熱の篭った空気をPC外へ排出するためのパーツだ。
今回購入したのはこちら
ZEAGINESTON ZC-12025 RGBファン。もはや言うまい、sakuraシリーズ。こちらを2つ輸入。
値段は1,796円×2=3,598円
最後にOS。PCというのはパーツを組み合わせただけでは大した事はできない。OSが各パーツとユーザとのインタラクションを提供する事でウェブを見たりゲームをしたりという高度な操作が可能となる。
今回購入したのはこちら
MS Windows 11 HOME 日本語パッケージ版。
言わずと知れた二大OSの1つ。個人的にMacOSがあまり好きじゃないのと、ゲームやるならWindows一択なのでこちらを採用。
値段は16,580円
以上。
なかなか壮観である。
結束バンドや工具などを除けば以上のパーツを使用してPCを組み立てていく。
合計269,804円。
筆者は今初めて合計金額を算出し驚愕した。信じられないくらい予算オーバーしている。いや、まあ仕方ないか…。その分筆者が考える最高のPCになっているはず。
では早速組み立てていこう。まずはマザーボード。
各種パーツを組み込んだものがこちら。
続いてマザーボードをケースに組み込んだものがこちら。
クーラーを取り付け。
ここでおおよその組み立ては完了したので一度電源を入れて動作確認をしてみる。
動いた……!
一度電源を落として、だらしなく伸びてるコード類などを配線する作業に入る。
完成したものがこちら
いや、オシャレすぎる。我ながらマジで究極のPCを作ってしまった。
この後多少のトラブルはあったものの無事OSや各種ソフトウェアのインストールも完了して実機として運用できている。
PCとしての性能もさることながらインテリアとして本当に優秀なデザインに仕上がっているので毎日朝起きてPCをつける瞬間が幸せで仕方ない。
さて、今回筆者は最終的に自作を選択したものの、既製品の中にもデザインが優れた製品は多い。どのPCを買おうかと考える時間や、自作して完成するまでを通じて大変有意義で楽しい時間だった。読者の皆さんもPCを購入する際は是非見た目の部分にもこだわって検討していただければと思う。もしPCを購入する際や自作を検討する際に困ったことがあれば多少相談に乗れるのでよければ筆者まで。
DLsite.comにおける過去5年間の同人ボイス・ASMR人気ランキングから見る音声作品リスナーの趣向の推移とその先の予測に関する一考察
1.はじめに
音声作品、というものをご存知だろうか。
一般に音声作品とは、環境音や効果音、また人の声などを用いて、聞き手に対して何らかの感情を喚起する目的で制作された作品の事を指す。
ASMR作品とは、音声作品の1ジャンルであり、人が、聴覚刺激によってゾクゾクしたり心地よくなったりする、といった反応を利用したものと考えていただきたい。川のせせらぎや焚き火の音、耳かき音などは多くの方が知っているのではないだろうか。
プロ声優を演者に起用することで話題になった音声作品
さて、これらの音声作品の販売サイトとして最大手とされるDLsite.comでは、1年間の人気ランキングを過去に遡って見ることができる。本記事では、DLsite.com利用歴約8年、購入した音声作品数は290作品ほどにのぼる筆者が、過去5年にわたるランキングを皆さんと共に見ていきながら、音声作品リスナーの趣向の推移について言及していきたいと思う。
注:読者によっては気分を害するほどの下品な表現や言葉がこの先度々登場するので注意されたし
2.ランキングの紹介と筆者解説
基本的には、各年のベスト3作品についてジャンルを踏まえて解説させていただく。
まずは2018年から。
2018年
さて、2018年はある意味で最も特筆すべき年とも言える。2017年以前について本記事では紹介しないが、その理由としては2018年の1位作品でもある催眠音声1強の時代が長らく続いたからだ。
催眠音声とは、メンタリズムや心理学的観点から効果音、声などを用いて聞き手を催眠状態へ誘い、催眠によってオーガズムを喚起したり、心地よさを感じさせる音声作品のジャンルである。
2017年まで催眠音声1強時代が続き、2018年でも変わらず催眠音声が1位ではあるが、ここでは2位3位に注目していきたい。
2位の「あなたも出来る!『実践』かんたんスローオナニー【バイノーラル&ハイレゾ】」は、話し手の女性の支持に従いながらオナニーを行うことで、まるで女性にサポートされているかのような錯覚を促すと同時に、ニッチなオナニー手法の裾を広げんとする実践的な作品である。
また、3位の「永遠絶頂ロリータハーレム」は、多くの少女に囲まれて終わることのない責めに晒される、という設定でありながら一切の言語が作中に登場しない。音声による非言語コミュニケーション、つまり音声のトーンや調子、声そのものから感じるイメージのみに頼って聴き手に快感をもたらそう、という超挑戦的作品と言える。また、ここで注目しておきたいのは非言語によって快感をもたらすという試みだ。これは、前述したASMRの考え方と非常に似た考え方と言える。まだASMRというジャンル分類が前面に出ていない時代だが、先駆けのようにASMRと同じ試みが2018年には受け入れられていたという事実は覚えておきたい。
さて、2017年以前もこれらのような挑戦的な作品はあったはずだが、それがランキング最上位に位置するのは2018年が初だ。2018年は催眠音声というクオリティがある意味担保されているジャンルから制作者リスナー共に逸脱を試み、その片鱗が垣間見えた年と言えるだろう。
続いて2019年に移る。
2019年
2019年のランキングでは、またも催眠音声が1.3位を占めるという結果となっている。ここでは特に1位と2位について言及したい。
1位の「脳内トランス~白目を剥くほど気持ちイイ音のドラッグ~【ハイレゾ/バイノーラル】」は、催眠音声というジャンルを歌ってはいるが一般的な催眠音声とは少し異なる。この作品は言葉ではなく、効果音を積極的に用いることで音による催眠効果を前面に押し出した作品だ。これは前年3位作品の試みに近いものを感じる。
また、2位の「添い寝フレンドと行く温泉旅行 -おもちゃえっちつき-【フォーリー】」には、新たな単語「フォーリー」が登場している。フォーリーサウンドと呼ばれる新たなジャンルのこの作品は、基本的にはボイスドラマの形式だが、特に登場キャラクターの動きやその時の情景などをリアルに描写するために専用で撮り下ろした効果音などを使用している。効果音に一歳妥協をせず、作品への没入感にこだわった一作だ。
さて、2018年から2019年への流れを経て次第に、話術による催眠をメインとする作品群から効果音による感情の喚起をメインとした作品群へ、リスナーの趣向が移っていっているということが読み取れる。これはこの先にも同様の流れをもたらすのだろうか。2020年も見てみよう。
2020年
2020年では、とうとう催眠音声が上位から姿を消すこととなった。1位2位はASMR、3位はフォーリーサウンドを売りとしていることがタイトルからも窺える。実は、ASMRというジャンル名称は2019年以前にも存在していた。しかし、ASMRであることを売りにして、多くのASMR作品がタイトルでそれを宣伝し始めたのはこの頃からだ。この頃、ASMRというジャンルであることそのものが、多くのリスナーにとって価値のあるものであり、宣伝材料として効果が高かったことが予想される。
また、ここでは1位と2位が全年齢対象の作品となっていることにも注目しておきたい。
1位の「【寝落ちASMR】悪魔娘が最高に癒すのでものすごく眠れる(耳かき・囁き・マッサージ・泡オイル)」は、Vtuberの周防パトラが制作、声優も務めた作品だ。彼女は音声作品の制作に対して並々ならぬこだわりを見せている。環境音を自身で収録するために山や海にでかけ、納得のいく音を録音して制作するなど、ゲームか映画でも作るのかというほどのこだわりようだ。
また、2位の「【安眠特化23時間】鈴蘭の森と小鳥の羽休め~眠れるASMR/耳かき/安眠ラジオ/マッサージ~【完全新作4本立て/音だけトラック」を制作したサークル「シロクマの嫁」は、他の音声作品にオリジナルの効果音や環境音を提供していて、音作りに関して最も信頼されているサークルの一つだ。
これら2トップ作品から分かる事は、この頃の音声作品リスナーが求めていたものが「リアルな音」であるということ。それによる安眠効果は、ただ単にR18の音声作品でオナニーをする事以上の需要があったという事だ。
また、3位の「純愛おま○こ当番【フォーリーサウンド】」も、よりリアルな音を求めるという点では共通している。この作品を制作したサークル「青春×フェティシズム」は、公開している多くの作品で「フォーリーサウンド」であることを売りにしている。フォーリーサウンドも作品への没入感を高めるためリアルな音の描写にこだわった作品だ。
これらの作品から、2020年では2019年からの流れが加速して、多くのリスナーにとって「リアルな音」であることの価値がさらに高まった年だと考えられる。続いて2021年を見ていこう。
2021
結論から言うと、2021年は2019年ごろから続くこの流れを維持した年だ。特筆すべき流れの変化はなく、「リアルな音」の重要性がさらに広く受け入れられた年だろう。
音声作品リスナーの趣向の推移という観点からそこまで重要なトピックではないのだが、せっかくなので3位の作品について少し話しておこうと思う。
さて、3位の「【強制純愛】生イキ双子ロリメイドメスガキ分からせ調教」は、ここ数年急激に勢力を伸ばした1ジャンル「メスガキ分からせ&オホ声喘ぎ」(筆者命名)に分類される。これは、生意気にも大人を舐め腐った世間知らずのクソガキを大人の力によって屈服させ、およそ女の子が出してはならないような下品な喘ぎ声で鳴かせる事を売りとしたジャンルだ。なかでもこの作品で声優を担当されている「兎月りりむ。」は、このジャンルにおいて最も信頼されている声優の1人だ。読者諸君がこのジャンルに興味を持った際は何度も目にすることになるだろう。
3位の作品についてはこれまでの流れとは全く異なる作品だが、時代の流れとは乖離しているにも関わらず3位にも食い込むほど盛り上がったジャンルだった、という事をお伝えしておきたかった。次はいよいよ2022年だが、この年は界隈を揺るがす大事件が起きた年だ。それではランキングを見ていただこう。
2022年
お分かりだろうか。そう、もはや日本で知らぬ者なし、圧倒的IPであるブルーアーカイブの参戦である。発売が遅かったためランキング最上位には位置していないが、アズールレーンもこの界隈に参戦している。
これらのIPの参戦による影響はあまりに大きく、これまで「音声作品」なんてものに興味もなかった多くのヲタク達を界隈に引き摺り込んだのだ。その影響は2位3位に位置する作品にも現れている。
2位の「えっちがきらい!! な宇佐美ちゃん 〜オモチャを落として始まる恋♪ 令和最強ムッツリJK!絶対出すなよ!?→中に出します♪期待で濡れすぎ変態ヘタクソ誘い受け♪」を制作したサークル「上海飯店」は、この作品を含めた多くの作品で、細かい設定が作り込まれたキャラクターを音声作品のヒロインとして起用している。これまでのボイスドラマ形式の作品では、ヒロインに多少の設定は作り込まれていたものの、名前などがついていることは少なく、あくまで「○○のようなキャラ」でしかなかった。しかし、この作品では「宇佐美ちゃん」がヒロインなのだ。この、作品に対して具体的なキャラクター像を求める動きは、ブルーアーカイブに代表される数々のIPの参戦から生まれた潮流の1つだと言えるだろう。
また、3位の「日常えっち。」は、主人公が聞き手であり、数々のヒロインとの日常的なえっちを描いた短編集的作品だ。主人公が聞き手となり具体的なヒロインとの関係性を強調するこの作品の手法は1位、2位と同様の手法だ。
これらの主人公とキャラクターとの関係性に着目して、より親密な関係を描くことで没入感を高める手法は、実は古くから用いられている手法だ。しかし、これらが大きな流れとなって1時代の顔となったのは大手IPの参戦による影響が大きいと言えるだろう。
さて、2018年から2022年までの音声作品の流行を通じて音声作品リスナー達の趣向の変遷を解説してきたが、いかがだったろうか。なかなか面白い時代の流れを紹介できたのではないかと思う。最後に、ここ数年の流れとこの先の簡単な予測を述べてこの記事は終わりにしたいと思う。
3.おわりに
実は、ここ数年の「リアルな音」、「キャラクターとの関係性」とこれらを駆使した没入感への強い憧れは、ある1つの技術の認知と関わりがあるのではないかと筆者は考えている。
VR技術だ。VR技術は仮想現実を生み出し、ユーザーを仮想の現実に没入させることで、新たな体験を見出そうとした技術だ。しかし、現状のVR技術は特に映像に寄っており、その精度も決して「仮想現実」と呼べるほどではない。例えばVRゴーグルをつけて自分の体を見た時、それは本当に自分の体だと思えるだろうか。トロッコに乗っている自分を仮想でも現実の自分だと思えているだろうか。今のVR技術では難しい点が多いと感じる。
一方で、リアルな音に拘り、キャラクターとの関係によって没入感を高められた音声作品は、リスナーの中にある種の仮想現実を生み出しているのでは、と考えることがある。ある実験では、血を抜く音を流すだけで実際には抜いていないのに男がショック死したという。視覚を封じた人間は、音のみで容易に世界を構築でき、身を投じることができるのだ。
もしかすると今後「VRサウンド」なる新たなジャンルが生まれたりするのだろうか。
などと考えながら、筆者はそろそろ新たなメスガキを分らせに行こうと思う。
いきなり理想が現れたら
今何時ですか?
ベッドに入った方はこんばんは。
ランチ中の方はこんにちは。
寝起きの方はおはようございます。
ティータイムの方はごきげんいかが?
松本碧です。
さて、まずは挨拶から。
今回は松本碧のアドベントカレンダー企画に参加いただきありがとうございます。今回書き手として参加していただいている方も、この記事を読んでくださってる方も、貴重な参加者です。本当にありがとうございます。
イマイチ記事の肌感が掴めないんだよな、という方はこの記事を読んで何となく感覚掴んでくださると嬉しいなと思います。
というわけで12/16、初日を担当する松本碧の記事は「いきなり理想が現れたら」という題目で始めさせていただきます。
皆さんが何かをする時、熱中しているものがある時、皆さんの中に理想ってあると思います。
例えば対戦ゲームをしている時、状況を的確に把握してマッチをコントロールしたい。
例えば絵を描いている時、受け手が魅力的に感じる効果的なカラー配置を研究したい。
例えば勉強する時、どうせなら学んだことを他人に説明できるほどに詳しくなりたい。
みたいな。何かをする上で「こういう自分になりたい」って理想があると思います。
例えば松本で言うと「記事を書くならこういう記事を書きたいな」という理想がありました。これはそんな理想がいきなり目の前に現れたら人間はどういう感情を抱くのかというお話。
時は2021年2月19日
この日は本当に幸運な偶然の連続でした。
いつものように研究の合間にダラダラTwitterを見て過ごし、偶々あんまり絡みのないフォロワーのツイートが目に留まり、偶々そのフォロワーのツイートを辿る気になり、偶々見つけたリツイート記事の先で、いきなり理想が現れた。
最初に感じたのは尊敬で、次に嫉妬のような羨望、結局はこれから先への期待と高揚でした。
いきなり理想が現れるとこんな感じになります。
だって、自分の中で勝手に抱いていた理想が他者によって体現されるなんて思わなかったんです。
最初に抱いたのは
「そう、俺が書きたかったのはこういう記事なんだよ。いや、こんなにドンピシャで理想の記事書ける奴がこの世にいたのか」
っていう気持ち。
そのあとすぐに、理想の記事と自分の実力との距離に強い喪失感とちょっとの嫉妬が芽生えました。
でも、最後に残ったのはこれからこの人の記事をもっと読める事に対する期待でした。
どれだけ嫉妬しても、良いものに出会えるかもという期待には抗えないんだなというのが松本の学びです。
さて、これは松本が理想に出会ったお話でしたが、皆さんはこういった経験はありますか。
もし、皆さんに理想があって、理想を目の当たりにした事があるのなら、どういう気持ちになったのかって話をどこかで聞かせてくれると嬉しいなと思います。
それでは、今日はこの辺で。
特に深い意味はないですが記事を1件紹介しておきますね。
https://konrinzaizako.hatenablog.com/entry/bakingcake
黛冬優子,ラン
最近、巷で「ストレイライトは芹沢あさひ無くしてあり得ない」といった趣旨の話題を耳にすることが間々あった。
なるほど、確かにその通りだと思った。そもそも筆者は芹沢あさひのオタクでストレイライトのオタクではなかったし、ストレイライトを推すようになった今でもイチオシは芹沢あさひだ。
実際、ストレイライトのセンターは芹沢あさひであるし、その圧倒的なアイドル性、その類稀な好奇心とバイタリティが天性のモノである事は今さら語る必要もないだろう。
しかし、だ。筆者にとって、ストレイライトとはどうしようも無く、黛冬優子によって始まったのである。
はじめに断っておきたい。この記事は筆者が持つ知識や、ゲーム内での出来事を元に主観でコンテクストを読み取ったモノに由来する。つまり、これから述べることは完全な筆者の解釈であるということで、解釈違いだなどと暴れられるのはごめん被るのでページを閉じてほしい。そもそも、似たような記事が既に存在する可能性すらあるが、そこは大目に見ていただければと思う。
さて、今回筆者は黛冬優子という1人のアイドルからストレイライトを解剖していきたい。そのためには、まず黛冬優子という人間について述べる必要があるだろう。
(全く関係ない話だが、筆者は決して黛冬優子のオタクというわけではない。あくまで芹沢あさひのオタクであり、ストレイライトのオタクに過ぎないということはご留意いただきたい)
1,「ふゆ」と「冬優子」
黛冬優子は2つの顔を持つ(二重人格というわけではない)。彼女はどちらの顔の時も自身をふゆと呼ぶが、便宜上、この記事ではこの2つの顔を「ふゆ」と「冬優子」として呼び分けたいと思う。
「ふゆ」はアイドルとしての顔だ。
可愛らしく、キラキラしていて、とっても魅力的な女の子。プロデューサーによる黛冬優子のスカウト時に彼女が語っていた「アイドル像」そのものだ。
しかし、同じくスカウト時に彼女はアイドルは自分とは正反対であると述べていた事にも注目しておきたい。
つまるところ、可愛くなくて、カッコ悪くて、キラキラしていない(少なくとも自身によってそう評されている)顔こそが「冬優子」に他ならないのだ。
しかし、「ふゆ」が生まれたのは決してアイドルになるからではない。黛冬優子のスカウト時には既に「ふゆ」であったからだ。プロデューサーが「冬優子」の存在を知るのはもう少し先の話になる。
ここで思い出しておきたいのが黛冬優子の推しアニメ「魔女っ娘アイドルミラクル♡ミラージュ」の存在だ。この作品については作中でもほとんど言及がなく忘れられがちだが、黛冬優子を語る上で重要なファクターである。
それは、彼女がこの作品を評した「とっても素敵なアニメなんですよ。登場人物がどの子も可愛くてとっても輝いてる」といった旨のセリフだ。
筆者が思うに、「ふゆ」とは本来「魔女っ娘アイドルミラクル♡ミラージュ」、あるいはそれに類似するようなアニメに登場するキャラクターが発端となって生まれた顔ではないだろうか。
彼女にとってこのようなアニメに登場するキャラクター達は正に理想の女の子であり、憧れの先だったのだろう。だからこそ彼女は「ふゆ」になり、同じ理想の女の子像であるアイドルに興味を抱いたのだと筆者は考えている。
彼女は度々「トップアイドルになる」といった旨の話をするが、彼女にとってトップアイドルとは理想の頂点なのだ。
しかし、「ふゆ」は本来の黛冬優子ではない。本来の黛冬優子とは「冬優子」に他ならず、その証拠にプロデューサーとストレイライトの面々は筆者が知る限り1度たりとも黛冬優子を「ふゆ」とは呼んでいない。(彼女が「ふゆ」しか見せていなかった時ですら彼らは「冬優子」と呼び続けた)
この2つの顔こそが黛冬優子の最大の魅力ではあるのだが、それを述べるにはある小説の話が必要だと思う。
2,静寂の頃はまだ遠く
上に記したのはPSSR「オ♡フ♡レ♡コ黛冬優子」におけるイベント名だ。
「オ♡フ♡レ♡コ黛冬優子」
このイベントに置いて黛冬優子は冬という季節について言及している。プロデューサーとの会話においては冬の寂しさをひとつの魅力として感じているといった旨の発言もあった。
筆者はこのイベントを見た時、ある作品を思い浮かべた。冬、寂、ストレイライト、そして「ふゆ」と「冬優子」、これらはウィリアム・ギブスンによって著され、1984年に発行されたSF小説『ニューロマンサー』から大きな影響を受けていると思えてならなかった。
この作品はサイバーパンクの代名詞とも言われる長編小説で、後のサイバーパンク作品に大きな影響を与えた小説として知られている。
筆者自身、この作品を読んだのは5年以上前で、そもそも内容が難解であったのもあり、記憶が曖昧ではあるのだが、この作品に「迷光(ストレイライト)」、「冬寂(ウィンターミュート)」という単語は確かに登場する。
また、サイバーパンクというワードはストレイライトの世界観とも非常にマッチしていて、切っても切り離せない関係であることは間違いない。
小説『ニューロマンサー』において、「冬寂」は主人公を利用する立場として描かれるAIで、その目的は「意志を持ったもうひとりの自分」(作品内ではニューロマンサーと表現されている)との統合によってAIとして絶対的に進化すること、であった。
もうお分かりだろう、黛冬優子は「冬寂」そのものなのだ。
黛冬優子のプロデュースイベントではあるカメラマンから「君の笑顔は本物じゃない」と罵られ、初めてプロデューサーの前で「冬優子」を曝け出すシーンがある。
しかし、全てを曝け出した後、彼女は「ふゆ」と「冬優子」との統合を果たし(表面上は「ふゆ」を維持しつつも)同じカメラマンに納得される本物の笑顔を見せることに成功する。
小説『ニューロマンサー』においても「冬寂」は統合を果たし世界を支配することすら可能なAIに進化を遂げるが、黛冬優子も「ふゆ」と「冬優子」の統合によってアイドルとして大きく成長する事となったのだ。
3,Straylight.run()
これはストレイライト初のイベントストーリーであり、ストレイライトの結成秘話となっているイベントの章題だ。(余談だが、筆者はこの章題が大変気に入っている。サイバーパンクな世界観のストレイライトにおいてプログラミング言語を想起させるような表現は非常に世界観とマッチしていて最高だ)
さて、ここまでストレイライトのメンバーに一切触れずに話をしてきたが、ここから先はそうもいかないのでまずは簡単に紹介しておく。
まずは冒頭でも名前が出ている芹沢あさひ。
ストレイライトのセンターを務める。好奇心旺盛で常に周りを驚かせる。ファン感謝祭編では他2人に比べ圧倒的な人気を誇る天才アイドルとして描かれるほどの才能を持つアイドルだ。
そして最後の1人、和泉愛衣。
そのルックスと寡黙なキャラクターからクールビューティとしてファンから愛されるアイドル。しかし、その実、人を思いやる優しい心も持っている。
ストレイライトは、この2人に黛冬優子を加えた3人で構成されている。
プロデューサーは黛冬優子に対し、「ぴったりな2人を見つけた」と持ちかけユニットとして売り出したのだが、当の彼女は芹沢あさひの奔放さや和泉愛衣の頼りなさに苛立ちを隠せないでいた。
黛冬優子はこのとき、ストレイライトの2人に対して「ふゆ」として振る舞っていた。「冬優子」は見せていなかったのだ。しかし、中々うまくいかないユニットとしての活動。個人単位で見てもみるみる人気を得ていく芹沢あさひに対して苛立ち、うまくパフォーマンスを発揮できないでいた。
しかし、あるユニット対抗イベントで芹沢あさひがとった行動に対し、とうとう彼女の怒りが爆発し、図らずも「冬優子」を見せてしまうこととなる。
結果的にイベントでは大敗を喫したストレイライトだったが、メンバーに対しても「ふゆ」と「冬優子」の統合を果たしたおかげで、この瞬間からストレイライトが始まることとなる。
以上が簡単なイベントのあらすじだ。このイベントによって、黛冬優子はストレイライトの前でも「冬優子」を見せる事ができ、本当の意味で「ふゆ」と「冬優子」の統合を果たすことができた。
そして、この統合によってストレイライトはユニットとしても大きく成長したのだ。
また、このイベントは小説『ニューロマンサー』において「冬寂」が統合を果たした章の章題「迷光仕掛け(ストレイライト・ラン)」と同じ章題をとっている。ここまで洒落た供給をするシャニマス公式には感服せざるを得ない。
4,ヴィラ・ストレイライト
元々、小説『ニューロマンサー』において「迷光」とは地名を指すものであった。作品内に登場するスペースコロニーの中の場所のひとつで「ヴィラ・ストレイライト」と呼ばれていた。また、この作品内において「迷光」とは"内側に増殖する"といった性質を持っている。これは当然ストレイライトにも反映されている性質だ。
先ほど述べた事からある程度予想がついている読者の方も居るだろうが、ストレイライト内でのパワーバランスは
芹沢あさひ>黛冬優子>和泉愛衣
となっている。
特に、芹沢あさひは圧倒的な才と人気を誇っているアイドルだ。このユニット内において、黛冬優子は自身の立ち位置に度々苦しめられる事となる。
トップアイドルを目指す黛冬優子にとって身近に居る天才の存在は大きなストレスだ。聡明な彼女はその大きな差を誰より感じているだろう。
時に絶望して立ち止まる事もあった。
しかし、黛冬優子が諦めることはない。
また、ストレイライトの中で誰よりも苦悩し、努力し、諦めずに芹沢あさひの背中を追い続ける黛冬優子を和泉愛衣は知っている。
天才芹沢あさひに感動し、凡才黛冬優子を知っているからこそ、和泉愛衣は2人の背中を追いかけるのだ。
この黛冬優子と和泉愛衣の関係は、週刊少年ジャンプで連載されている『僕のヒーローアカデミア』のキャラクター、元No2ヒーローエンデヴァーと元No3ヒーローホークスとの関係を彷彿とさせる。(ホークスは作中においてエンデヴァーを不器用でも愚直にNo1を追い続けたたった一人のヒーローと評している)
当然、黛冬優子によって刺激されているのは和泉愛衣だけではない。
天才芹沢あさひもまた、自身を目指して真っ直ぐに進む黛冬優子に刺激されているのだ。
黛冬優子は和泉愛衣を引っ張り、芹沢あさひの背中を押す。
確かに、芹沢あさひなくしてストレイライトは有り得ないかもしれない。和泉愛衣の優しさがユニットに暖かい光を与えているのは間違いないだろう。
それでも、黛冬優子なくしてストレイライトの急成長はあり得ないのだ。黛冬優子の理想と努力はユニット内に大きな刺激を与え、その刺激は他2人の共鳴によって内側に増殖する。それはストレイライトにとって欠かせない大きな推進力だ。
5,終わりに
これまで、筆者から見た、黛冬優子というフィルターを通して見たストレイライトについて述べてきた。
ストレイライトの魅力はまだまだ語り尽くせないし、芹沢あさひを通して見たストレイライト、和泉愛衣を通して見たストレイライトはまた違って見えるだろう。
プロデューサーによって解釈も違うと思う。こういう解釈もあるんだな、と1人でも思っていただけたならこの記事を書いた甲斐があったと言える。
つい先日のイベント『WorldEnd:BreakDown』では和泉愛衣によってストレイライトの1つの形が明言された。
これからのストレイライトは益々魅力を増したユニットになっていくだろう。この先が楽しみで仕方がない。
(筆者が黛冬優子のオタクではなく芹沢あさひのオタクであるということは忘れないでいただきたい)
3人のヒーロー
1万年と2千年ぶりです、アオイ マツモトです。
さて、ご存知の方もいらっしゃるでしょうし、ご存知でない方もいらっしゃると思いますが2月7日、また新たな歴史が始まります。
創約とある魔術の禁書目録1巻の発売です。
新たな敵の予兆は既に新約編からありました。『黄金』の創始者、メイザースすら実在はしていないと思い込んでいた薔薇十字、ローゼンクロイツの台頭は間違いなく創約編に大きな影響を与えるでしょう。
まあそんな難しい話は置いといてですね。
今回はアニメしか見てないよ、なんとなくキャラは知ってるけど話はあんまり知らないよ、という人でも読めるように新約編の3人の主人公、上条当麻、一方通行、浜面仕上の3人をそれぞれのヒーロー性の違いから語っていこうかと思います。
ところで皆さん、明日は2/7です、創約とある魔術の禁書目録の発売日です、しかし他にも何か思いつくことはありませんか?
そうです、あと1週間でバレンタインですね。バレンタインとは男性紳士諸君にとって、あるいは意中の男性がいる女性方にとっては忘れることのできない重要なイベントです。
しかし、某グランブルーなんたらのプレイヤー、通称騎空士にとっては全く別の意味を持ちます。騎空士の諸君は当然お分かりですね?騎空士でない方々、大丈夫です、今から説明します。
なんと、グランブルーファンタジーでは登場キャラにチョコを送ることができます!!!!!
グランブルーファンタジーにはありえんイケメンキャラが馬鹿みたいな数います。
こいつも!
こいつも!!
こいつもそう!!!(こいつは違う
こんな美少年おりゅ????????
僕の弟よりイケメンかもしれません、すごい。
全員紹介してたらキリがないのでここら辺で。別に選んでないキャラがイケメンじゃないとか言ってるわけではありません。ノイジーマイノリティには屈しねえぞ
上記のことから分かる通り女性騎空士にとっては一世一代の大イベントです。こんなイケメンにチョコあげれてしかもお返しが返ってくる???
さながらキャラクターとの擬似コミュニケーションです。サイゲームスが提供するサービスの中でも1.2を争う神サービスだと僕は思っています。
しかしイケメンに興味はねえんだよなという男性諸君、安心してください。
女性にもあげれます!!!!!!
じゃなきゃ紹介しません。僕もイケメンにチョコあげるほどお金余ってないからな
しかし中には「僕は騎空士じゃないよ」とか「騎空士なったばっかであんまりキャラ知らないなあ」とかって人も居るでしょう。仕方ありませんね。
僕がグランブルーファンタジーの中でもトップクラスに可愛いキャラクターを紹介するのでそれをぜひ参考にして激かわナオンとの疑似コミュニケーション体験を楽しんでください。
まず1人目はこの方!!
ゼタです!!
ゼタはとある組織に所属する戦士の1人です。グランブルーファンタジーにはヒューマン、エルーン、ドラフ、ハーヴィン、星晶獣など様々な種族がいますが、その中でもヒューマンに当たります。というか今回僕が紹介するのは全員ヒューマンです。ヒューマンのオタクなため。
明るくサッパリしたタイプのお姉さんキャラです、最高ですね。
これが全身図
いや、どんなスカート履いてんねん。てかそれスカートなんか???僕の知識不足で実は流行りのファッションなんか?????
は?????????????????
衣装が過激すぎる……。
ちなみにゼタさんは水着バージョンも実装されています。
いやぜっさんどっすたらぃだぉんくえっ!!!!
ハイ。
次行きます。
2人目はこの方!!
アンです!!
アンはマナリア王国のお姫様でありマナリア魔法学院始まって以来の天才魔法使いです。一国の姫君でありながらわんぱくな性格と誰にでも公平に接することから学園中の人に親しまれているスーパーお嬢様です。
まあかなりわんぱくです。わんぱくお嬢様、最高ちゃう?
これが全身図になります。
ハイここに注目
ガーターリング着けとる女は可愛いんじゃあ!!
可愛いとエチが両立していて大変素晴らしい
完璧すぎた玄白
は?
えちえちの実の能力者じゃん……。
非の打ち所がねえ
アンに出来ないことがあるってマジ!?!?!?
完璧お嬢様の弱点が泳げない、ベタだけど無限に好これるなこれな。
てか水着がありえん可愛い。可愛すぎて河合塾になった(なってません。
僕が手取り足取り教えてあげるね……。
次行きます。
3人目はこの方!!
リーシャです!!
リーシャは秩序の騎空団・第四騎空挺団の船団長を務めています。めちゃくちゃ規模のデカイ自警団の一個団体の長みたいなイメージです。真面目で正義感の強い性格で、主人公ラブ勢の1人です。主人公ラブ勢は主人公ラブなため可愛い。
これが全身図。
拙者、軍服美少女好き好き侍…、義によって助太刀いたす
軍服美少女、ありえん良くないですか???
しかもこれ、白軍服なのが船長感強くてマジでえいですね。
ほらこれ!かっこえ!!!!!
カッコよさ全振りに見える彼女ですが、そこは主人公ラブ勢、ちゃんと可愛さにもステータスを振ってます。
いや男の心を完璧に射抜くための出立ィ!!!(東京ホテイソン風
こんなクソオシャレ激エモファッションでデート来られたら2秒で婚約フェイズ入ってまうわ。
実際僕は婚約しました。幸せになろうねリーシャ。
次行きます()
4人目はこの方!!!
モニカです!!!
モニカは秩序の騎空団・第四騎空挺団の元船団長であり、現団長代理補佐です。先ほど紹介したリーシャの補佐役ですね。背も低く童顔な彼女ですが年齢はリーシャより上、正式には発表されていませんが「お嬢さんと言われるような歳ではない」と本人が言っています。スイーツに目がなく、主人公もとい僕とはスイーツ仲間といった具合です。スイーツ食べて笑顔になってる女の子is可愛い。
え、なんで紹介画像で限定モニカではなく配布モニカを使ったのかって?
持ってねえからだよ!!!!!
いえ、拙者は軍服美少女好き好き侍なため…。
ちなみに限定モニカでは軍服美少女モニカの可愛い私服姿を見ることができます。
それがこちら
おっぱいぶりんぶりんやんけ!!!!!
じゃあなんすか、秩序の騎空団・第四騎空挺団の船団長になれるほど強くても"おっぱいと愛嬌"のキャラになんなきゃいけないって事っすか。
そうだよ
次行きます
5人目はこの方!!!!
ビカラです!!!!
え、なんか今までと画像が違うって?
だから持ってねえんだよ!!!!!!!
ビカラ!ビカラ!ビカラ!ビカラぁぁあああわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!ビカラビカラビカラぁぁあぁわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ!ビカラたんのサラサラ髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
年末イベのビカラたんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
ちゃんと強キャラで実装されてよかったねびからたん!あぁあああああ!かわいい!ビカラたん!かわいい!あっああぁああ!
ビカラたんがガチャに実装されて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!僕の騎空挺にはビカラたんがいない!!!!!
僕 は ビ カ ラ た ん を 持 っ て な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!アニラぁああああ!!
この!ちきしょー!やめてやる!!グラブルなんかやめ…て…え!?見…てる?イベントのビカラちゃんが僕を見てる?
イベントのビカラちゃんが僕を見てるぞ!ビカラちゃんが僕を見てるぞ!漫画のビカラちゃんが僕を見てるぞ!!
ビカラちゃんが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!僕にはビカラちゃんがいる!!やったよマキラ!!ひとりでできるもん!!!
あ、ビカラちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんあアニラ様ぁあ!!ヴァ、ヴァジラーー!!マキラぁああああああ!!!アンチラァぁあああ!!
ううっうぅうう!!俺の想いよビカラへ届け!!ガチャに囚われたビカラへ届け!!!
はい。持ってなくてもわかるビカラの可愛さ、という事でね、許してください。
ビカラは空を護る十二神将の1人、同時にアイドル的な存在として信仰者達から根強い人気を得ています。
ほらこれ
ギャンかわ
可愛いの化け物、可愛いモンスター、可愛い以外の言葉が出てこないくらい可愛いしかない
オタク、この圧倒的アイドル性を御覧じろ。
この腰エッッッッッッッッッロ
腰フリフリするんじゃない、僕に効く。いやフリフリして下さい
ちなみに奥義を撃つ時は実際にフリフリします。ありえん可愛いから動画を見ろ
しかしこのギャンかわアイドル美少女ビカラにも欠点が存在します。ビカラはつけ耳をつけていないと自信を保てないのです。
いやクッッッッソ可愛いが???
陰モードもありえん可愛いですね。欠点ないやんか。完璧か?
心の奥から保護欲を掻き立てられるようなキャラです。僕がビカラを守らなきゃいけない。ビカラを守るのは僕だ。
僕が守るよビカラ……
こんな嗜虐心煽ってくるナオンおりゅ??????
ごめんよビカラ、僕やっぱりお前をいじめてぇよ…。許してくれよ………
これはかつてかの有名な始皇帝が不老不死を求め毎夜聴いていたとされるビカラ嗚咽ボイス
今では僕もこのビカラ嗚咽ボイスを聞いてから寝るのが日課になっています。
ビカラの実装が楽しみですね。
はい次
今回最後の紹介となるのはこの方!!!!!
ヴィーラです!!!!!
はっきり言ってもう疲れてきたんですがヴィーラは僕の"最推し"なため頑張って紹介して行きますよ。
ヴィーラは"騎士の街"アルビオンの領主です。アルビオンの領主とはすなわちアルビオンで最も強い騎士であることを示しています。強いです、美しいです、可憐です、最高です。
ガチ美女なので僕はゲーム内の推しキャラをヴィーラに設定しています。
これはヴィーラ…ではない()
光古戦場のためステータスUP目的でサラを推しキャラに設定していたのをすっかり忘れていました。これ完璧にやべえ奴やん。
(サラちゃんも可愛いですよ。ロリなんでスルー対象ですけど)
これがヴィーラ
この立ち居振る舞いからすでに美の象徴まである
高貴なもの、汚せぬもの、シンボリックビューティ
それがヴィーラ
これは僕と初詣に行ったときのヴィーラ
これはクリスマスプレゼントと言って部屋に押し掛けてきたときのヴィーラ
これはショッピングを一緒にした時のヴィーラ
これは超絶美少女アイドルヴィーラ
こ゛れ゛は゛海゛て゛カ゛チ゛恋゛さ゛せ゛ら゛れ゛た゛と゛き゛の゛ウ゛ィ゛ー゛ラ゛゛゛゛゛゛゛
いやこれはホンマにガチ
"""""""""""""ガチ""""""""""""""
真剣と書いてガチと読む。これは真剣
こうして僕とヴィーラの同棲生活が始まりました。
ハイ
これは毎日一緒に寝てるヴィーラの寝顔
これはそういう時のヴィーラです。可愛いね、えへへ。
エッッッッッッッッッ
これが公式イラストってマジ????いまだに信じられない。好きです。
ヴィーラ、僕は君が好き。好き!!!!!!!!
ハイ、いかがでしたでしょうか。グランブルーファンタジーで最も可愛い美少女6人を紹介させていただきました。
これを読んだ皆さんが彼女らを推してくれることを祈っております。
あと明日2/7は創約とある魔術の禁書目録の発売日です。よろしくね。